食道楽は楽しいな

全国を旅して、そこの見所や美味しい食べ物を紹介します。散歩をして、見聞を広め

遠出も楽しいぞ

長崎県民のソウルフードは、ちゃんぽんでしょう。野菜がたっぷり、イカ、エビ、豚肉などとともに長崎はんぺんなどいろいろな具材が入り、栄養も満点です。

その本場の味を提供するのが、唐八景という店です。豚骨を10時間以上煮込んだスープで具材を軽くいため、長崎から取り寄せた太麺を加えて煮て完成です。杉並区高円寺南2の42の15  ☎03-3314ー0403  唐八景

 

千葉へと移動、市川市にある手打ちそば「鴨や天童」は夜には居酒屋としても利用できます。中でも人気が高いのが「自家製塩辛」です。通常はワタを生のまま使いますが、この店ではワタを搾りだし酒、みりん、塩、薄口しょうゆを加えて火にかけて余分な脂を取り、ペースト状のワタを作るというものです。イカの身は塩を振り、熱湯にさっと入れ、仕上げは冷水で生臭さを消します。日本酒にはもってこいの材料になります。千葉県市川市市川南3の3の21  ☎047-324ー7629  手打ちそば 鴨や天童

 

千葉でもう一軒、鴨川市にある「FUSABUSA」という食堂&カフェを紹介します。名物は房総沖で獲れた新鮮なサバと新鮮野菜を使ったサンドイッチです。サバを軽くスモークして風味を付け、特製のマスタードマヨネーズの酸味が効いて香ばしいトーストによく合います。思わずワインが飲みたくなる人もいるでしょう。千葉県鴨川市江見内遠野256の1   ☎04ー7096ー0107   里海食堂 FUSABUSA(ふさぶさ)

 

今度は千葉から鎌倉へ、鎌倉の海岸沿いにある炭火焼き専門店「good mellows」という店です。ここの人気商品「アボカドバーガー」は、本場の米国西海岸ハンバーガーの味わい、思わずビールも欲しくなるでしょう。塩と胡椒のみで味を調えた牛ひき肉を、炭火の直火で焼き上げパティを作りアボカドを加えたものです。噛み応えもあり、香ばしい本来の味わいが伝わると評判です。神奈川県鎌倉市坂ノ下27の39good  mellows    ☎0467ー24-9655

 

神奈川県は鎌倉から平塚へと、相模湾沿岸の湘南で注目されている「オンダ クッチーナ イタリアーナ」という店の紹介です。店名にある通りイタリアンの店、お薦めは手打ちの生パスタと肉料理だそうです。とくに県内で仕入れる鹿肉をソースにしたパスタ「丹沢鹿ラグー 全粒粉パッパルデッレ」という商品をどうぞ。ラグーは煮込み、パッパルデッレは幅広のパスタのことだそうです。鹿のすね肉ともも肉を赤ワインで一晩マリネして、香味野菜とともに軟らかくなるまで煮込んだものです。この写真は通常のパスタですが、これはこれで評判です。平塚市代官町1の12 ☎0463-79ー6311

 

 

杉並から練馬へ

肉好きならたまらない店を紹介します。その店とは、「トラットリア・ヴェンティノーヴェ」といい、イタリア語の29という意味、つまり日本ではニクとなる訳です。とりわけ「ビステッカ」というビーフステーキは外せません。噛みしめると肉の味が次から次へ、予約は☎03-3301ー4277 杉並区西荻北2の2の17 月曜定休 14、15は休業

 

JR西荻窪駅から10分ほどの「秋田ばる七尾」は、秋田のソウルフードを地酒とともに味わえる店です。きりたんぽ、ハタハタ寿司、いぶりがっこなどの秋田名物とともに、「ギバサ奴」というものも味わって見てはどうですか。ギバサとは、アカモクという海藻のこと、秋田ではご飯のお供にするそうです。ギバサをさっと茹でて刻み、粘りが出たところに、出し、醤油、下しショウガ、刻んだネギを加えて豆腐にたっぷりと載せて食べるとクセになる味です。☎090-6718ー0785 杉並区西荻南1の23の11

 

これまたJR西荻窪駅からほど近い店「tam tam」の紹介です。モロッコの赤い国旗が目印、お薦めは「ミートボール&卵のタジン」といい、牛肉や羊肉などをメーンに使い自家製の平焼きパンのホブスが付きます。スパイスは2~3種類、じんわりと引き出された野菜の甘味と肉の旨味たっぷりの料理です。イスラム圏のため、アルコールは無し、飲み物はミントティーがお薦めです。☎03-6362ー3968 杉並区松庵3の18の15

 

こちらは広東料理の「ツィピージー・脆皮鶏」という飴色に輝いた丸鶏の揚げ物を味わえる店です。「丸鶏のパリパリ揚げ 脆皮鶏」は、パクッとかぶりつくと、皮は噛み応えのある厚みだが、パリッと崩れ、香ばしく内側の肉はふっくらと軟らかく肉汁がじわりと染み出し、病みつきになる美味しさです。時間と手間をかけて仕上げた料理です。

杉並区和田3の18の9 中華銘菜 圳陽(せんよう) ☎03-6382ー5320

 

練馬へ来ました、練馬駅に近い「夏舞茶」という店です。ここでのお薦めは、汁なし鍋の「麻辣香鍋・マーラーシャンゴー」という料理です。野菜や魚介、肉類などの様々な食材を花椒八角で香りづけして油で炒め、四川辛みそで味付けし鉄鍋に移したものです。香味油と四川辛味の織りなす複雑なスパイシーな香りが広がり、お酒は止まりません。締めは、鍋の底にたまった旨味エキスでご飯を食べると最高です。クセになりそうな料理です。 練馬区豊玉北5の18の6鬼頭ビル2階 ☎03-6915ー8218 

今日は、こちらへどうぞ

 

三重県の郷土料理を提供、世田谷区用賀2の34の12にある「鉄板酒場 キイハント―」☎03-3700ー3665 の紹介です。お薦めは「伊勢の珍味さめのたれ」と「松阪牛すじ煮込み」です。たれとは干物のことで、鉄板で焼いた肉厚のサメの身を口に入れると程よい塩気で旨い。松阪牛は云うこと無し、出しは白醤油、砂糖、みりんで5時間煮込みコンニャクを加えて野菜は無しの肉の旨味が効いている。

 

ここも出しの効いた和食店「セキ ハナレ」という店です。お酒は、日本ワイン、日本酒、焼酎などを揃え料理は全国から取り寄せた旬の食材で作るおまかせコースがお薦めです。特に茶碗蒸しは和牛のしぐれ煮とタケノコが入り、人参のすり流しあんが掛けられたもの、しぐれ煮の甘辛さがだしに絡まりまったりとした旨味が口に広がります。 世田谷区世田谷3の1の3 ☎03-5450ー5870

 

こちらは、池尻1の11の8にあるイタリアンの店「セルサルサーレ」という塩にこだわった店です。お薦めは「3種のジャガイモと鯵のテリーヌ」、肉厚の関アジを柔かい味の沖縄産「栗国の塩」と香草や柑橘類でマリネして燻製に、3種のジャガイモはニンニクとともにじっくり焼いてタイムの香りを効かせています。アンチョビやバジルなどで作った濃厚なソースが味を引き締めています。☎03-3413ー0699

 

世田谷区桜新町1の12の9しのざわビル1Fの「旬味 旬彩 いおり」の豚肉は、千葉の牧場で育てられたブランド肉を使ったものでお薦めは「自家製塩豚」です。一見茹でただけに見えますが、肉の塊に一晩塩をまぶして洗い流し、キャベツの葉で臭みを消した後白ワインビネガーを加え1時間ほど煮たものです。もう一つは「豚バラ肉のジョン」という料理、ジョンは材料に小麦粉や溶き卵をつけて焼く韓国料理です。☎03-3426ー2270

 

天麩羅好きの人には大人気の店「栗天」です。小田急祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩5分、からりと揚がった衣の中には味と香りが詰まった旬の味です。昼の人気は、天丼で味噌汁と漬物が付いてます。エビ、キス、アナゴ、タマネギ、ナス、ピーマン、カボチャと旬の食材が数品入り、衣はふっくらとボリュームがありきりっとした天つゆとの相性は抜群です。世田谷区砧8の13の8 ☎03-3415ー4110 

杉並から中野、練馬へと回りましょう

 

西荻窪の「焼とり よね田」のつくねを食べて見てください。これがつくね、と言うほどの半端ない大きさに驚くでしょう。1日約30個限定だそうですよ。破格の値段と素材のこだわり、大山どりのもも肉と軟骨でつなぎはなし、濃厚なタレの旨味です。

杉並区西荻窪南3の11の10 ☎03-3334ー2094

 

今度は、西荻窪駅を出て商店街を抜けると「フレンチカレー スプーン」の看板が見えて来ます。硬めに炊かれた雑穀入りの13穀米にさっぱりしたカレー、ツヤツヤと輝く牛肉の赤ワイン煮の美味しさは抜群です。スパイスは13種類、これがコクを深めています。杉並区松庵3の38の19リヴェール西荻1A  ☎03-5941ー6733

 

カレー激戦区の西荻からもう1軒、「大岩食堂」へ向かいましょう。看板料理は南インド地方の定食ミールス、日替わりのベジカレーと豆カレー、サンバル(豆と野菜のカレー)、ラッサム(薬膳スープ)とヨーグルト、サラダ、アチャール(浅漬け)、パパド(豆せんべい)にライスが一皿盛られて出て来ます。くせになる美味しさですよ。杉並区西荻南3の24の1西荻マイロード内   ☎03-6913ー6641

 

西荻を後にして、中野で一杯やりますか、50年以上続くと言われている居酒屋「第二力酒蔵」へと行ってください。酒の肴は、豆腐煮です。魚のあら煮汁だけを沸騰させた鍋に木綿豆腐1丁を4等分して入れ、調味は醤油と砂糖だけ、魚の頭と骨から出た旨味が豆腐の中までしっかり染み込み言う事無しです。日本酒が合うので、ここは宮城産の「純米酒 日高見」がお薦めです。中野区中野5の32の15 ☎03-3385ー6471

 

練馬へは東京メトロ小竹向原駅から徒歩5分のカフェ「まちのパーラー」へ、ここで食べるのはサルシッチャという腸詰、イタリア語で生ソーセージのことです。世田谷の精肉店「中勢以」の豚肉を店で焼いて、塩と黒胡椒だけでシンプルに、昼はサラダとパン、飲み物が付き、夜はジャガイモのオーブン焼き付きでいずれも1200円です。練馬区小竹町2の40の41F  ☎03-6312ー1333

もうすぐ土用の丑の日だね

今年初めてかな? ニュースではかなり高騰しているそうですね。そこで、鰻とご飯の満足度の高い店へと行くことです。板橋区・「うなぎ鮒与」を紹介しましょう。肝吸い付きで松で十分満足です。注文が入ってから炊く、注文を受けてからウナギを蒸して焼き上げる誠実な店です。板橋区志村1の15の7 ☎03-3967ー8790

今度はアジ三昧? アジ専門の「鯵家」という店がありますよ。刺身、漬け、なめろうがセットになった「鯵刺身3点盛り」です。使う鯵は鮮度が自慢の九州産です。秘伝の出しをブレンドしたオリジナルのタレは、鯵との相性が抜群です。専門店だけあって、アジフライやコロッケも用意されています。北区赤羽2の12の3☎03-6903-8236

じっくりと魚料理を食べたい方にお薦めなのが「割烹 松し満」です。白身魚のサワラが中心、「さわらの木の芽味噌焼き」サワラの皮の珍味「さわらの皮の酢漬け」がお薦め、味噌焼きは濃い口醤油、味醂、酒を同等に切り身を1時間漬けて焼き上げる。焼く途中に、すり潰した木の芽と白みそをあえた自家製味噌を塗ります。酢漬けは、焼いた皮を細かく切り、玉葱、人参、酢などであえた和風マリネになります。☎03-3941ー4708 豊島区南大塚1の51の18

同じ大塚で、スパイス料理が楽しめる店があります。「カッチャルバッチャル」というインド料理の店で、お薦めは「北インド地方の野菜カレー」です。辛さはほとんどなく、口に含むとコリアンダーやクミンが上品に香り、野菜の深い味が味わえます。豊島区南大塚3の2の10林ビル2階  ☎03-5954ー5551

最後は池袋へと回り東口の明治通りの裏側、新鮮なもつ焼きで一杯やってはどうですか?店名は「もつ焼き 男体山」という店で40年の老舗です。その名を取った男体山漬は、人参の千切り、スルメイカのげそ、ネギをサラダ油と醤油ベースの秘伝のタレに8時間以上漬け込み、一味唐辛子でピリッと引き締めます。イカの風味が人参に染み込み、辛味と塩気が酒を誘いポリポリした歯ごたえが最高です。豊島区東池袋1の41の14  ☎03-3982ー1770

おいしいご飯を食べたいな

 

北区東十条の駅周辺には、「からし焼」というローカルフードがあるのをご存じですか、その発祥の店が「とん八」です。もともとはトンカツ店としてオープンしたのですが、何か名物料理をと考案されたのがこれ、たっぷりのラードと秘伝のたれと絹ごし豆腐、唐辛子とすり下ろした大量のニンニクと豚バラ肉に、煮込んで味が馴染んだらすり下ろしたショウガを入れて完成です。☎03-3914ー1208

切りたてのフワフワの生ハムで熱燗をどうぞ、東京・大塚の繁華街から少し離れた場所にあるのが「29ロティ」です。常時6種類の生ハムやサラミを揃え、人気の一番は「3種盛り合わせ」、店主は当初はフランス料理店を目指すも縁あって日本酒の居酒屋で働き熱燗との相性の良さを発見したそうです。勿論、ワインも揃えてお好きなようにとのこと、肉料理も本格派ですよ。☎03-6902ー1294

暑い日が続いたら、たまに辛いもので汗をかいてすっきりしませんか。そんな時には池袋北口四川料理店「知音食堂:ちいん」です。店内には中国語も飛び交い本格的料理と安心出来ます。現地の味そのままで、山盛りの唐辛子と大量の山椒の中には下味がつけられカリッと揚げられた鶏肉が、香ばしくて辛いながら旨い。辛いけど旨い、旨いけど辛いの四川料理のとりこになりますよ。☎03-5951ー8288

日本のお酒をアレコレ飲みたい方は、新宿区の「日本乃御酒 アレコレ うのすけ」をどうぞ、練馬のキャベツを使った「練馬キャベツロール」と練馬で醸造の白ワインを合わせて見ては。キャベツの味を際立たせているのが、淡い味のだし汁と鶏のむね肉のひき肉と木綿豆腐を加えただけの淡白なもの。これぞ食材の美味しさを揃えた店です。都内新宿区舟町3の6今塚ビル2F 

新宿でもう一軒、ビストロ「ビコック」で具だくさんの野菜スープは寒い日にぴったりですよ。都営大江戸線牛込神楽坂駅」の出口脇にあります。南仏料理の「スープ・オー・ピストゥー」はその代表、豚のブイヨンでベーコンや根菜、白インゲン豆をじっくり煮込み、スープの底にはバジルのペーストが沈んでいる。また、クレープの「ソッカ」はひよこ豆の粉で作ったもの。シェフは南仏のレストランで修業したベテランです。☎03-6280ー8260

今日は、新宿方面へ行きます

 

神楽坂5の43の2にある中華料理店「ENGINE」では、<和の食材を中華にいかす>という店主の意向で、油を極力抑えて季節の野菜を取り入れた穏やかな味に仕上がっています。「黒酢の酢豚」を是非、味わって見てください。ジューシーな豚肉の味わいが舌を刺激し、ソースの甘みと酸味のバランスが素晴らしい。☎03-6265ー0336

今度は、新宿区筑土八幡町5の12相川ビル1Fの「神楽坂しゅうご」へ、パスタ料理をメインにした店です。「蝦夷鹿のラグーと栗のオレキエッティー」は秋口からの定番、茨城県の栗と蝦夷鹿の組み合わせに耳の形をした手打ちパスタが、スパイスの効いたソースに得も言われぬ美味しさをかもし出しています。☎03-5228-1801

ここらで、美味しいデザートを食べましょう。新宿四谷3の4fビル2階にある「フルーツパーラー フクナガ」は、果物屋が営むパーラーで間違い無しの旬の果物が味わえます。8種類前後の果物にアイスミルク、自家製シャーベットが入ります。器の中から、次々と果物が出て来てまるで玉手箱の様です。☎03-3357ー6526

再び神楽坂に戻り、ワインバーの「日仏バル レベル」へ行きましょう。店名通り、日本とフランスのワインが揃っています。看板メニューは、「お肉・お魚・お野菜の盛り合わせ」です。酢締めや胡麻豆腐の日本の総菜とひき肉とレバーの蒸し焼き、人参のサラダのフランスの総菜が一皿に並びます。☎03-6280ー8220

最後に本郷へと足を伸ばし、文京区本郷3丁目36の11にある「炭焼き酒場 36番倉庫」でもう一杯と行きましょう。北海道から直送される新鮮な魚介類と郷土料理が楽しめる居酒屋です。人気メニューのひとつが、釧路のご当地グルメ「スパカツ」です。鉄板でジュ―ジュ―と音を立てて登場する上には太めのスパゲティとサクサクのトンカツにミートソースがたっぷりです。☎03-6801ー8223